【人気プログラミング言語】2020年夏プログラミング言語利用実態調査と個人的おすすめ言語
本記事の出典は以下です。
日経XTECH C/C++が首位陥落、Web開発に欠かせない言語がトップに
2020年夏プログラミング言語利用実態調査
毎年行われているプログラミング言語利用実態調査の結果が発表されました。
トップ3とそれらの言語について簡単にまとめたいと思います。
調査方法
Web上で、「あなたが現在使っているプログラミング言語は何ですか」というアンケートの結果になります。なお、1人あたり最大3つ選択可。
3位 Java
3位にJavaがランクイン。2019年は6位でした。
Javaは定番中の定番の汎用プログラミング言語で、企業の基幹システムや業務システムで採用されています。
特徴としては、オブジェクト指向言語ということとプラットフォームに依存しないという点かと思います。
オブジェクト指向とは、関連するデータや処理を一つの塊(オブジェクト)にし、これらを組み合わせてシステムを開発します。
プラットフォームに依存しないとは、一度構築すると、Javaが動く環境であればどこでも動くということです。汎用性に優れていますね。
なお、あのGoogleも開発に採用している言語です。
私も大学でプログラミングを学ぶ際に、Javaは必修でしたし、現在SEとして働いていますが、バッチプログラムはJavaが中心になっています。
2位 Python
2位はPython。2019年も2位でした。
近年、注目度が高まっている言語で、AIシステムやデータ分析に採用されています。
特徴としては、記述ルールの厳格化により、誰が書いても似たようなプログラムとなるため可読性が高いということと、記述量が少ないといった点でしょうか。
システムは構築して終わりではなく、稼働後に運用・保守・追加開発していくものですので、可読性が高いのは重要です。
言語としてかなり汎用性が高く様々な分野で使用可能となっています。
また、国家試験である基本情報技術者試験において、2020年の春期試験よりCOBOLを廃止してPythonを追加しています。
Googleも採用していますし、是非習得しておきたい言語ですね。
1位 JavaScript
栄えある1位はJavaScriptでした。2019年は3位でした。
JavaScriptは、主にWebサイトなどでマウスカーソルをあてると動くなどWeb上で動的な挙動をさせるのに使われています。(多くのWebサイトで使用されています)
近年、「オンライン」というのがキーワードとなっており、Webサイトの開発が盛んで、必要とされているのかなと思います。
仕事だけでなく、個人でサイト運営している方もJavaScriptを使用しますので、身近な言語のひとつと言えるかと思います。
前回覇者は
昨年の1位はC/C++でしたが、今年は4位でした。
4位とは言え、まだまだ人気の言語です。
プログラムはそれぞれ特徴があり、構築したいシステムに対し向き不向きがあります。
とりあえずどれか一つということであれば、Javaで良いかなと思います。
ただ、流行好きであればPythonもいいなと思います。
番外編:個人的おすすめ言語
個人的にではありますが、是非習得しておきたい言語があります。
それは「VBA」です。(プログラムに数えるのか?と言われそうですが・・・)
Visual Basic for Applicationsの略で、Microsoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語です。
職場でOfficeを使用している場合は、VBAを使うことで業務を劇的に効率化できます。
定型的な作業に特に効果を発揮し、Excelであればデータの収集から集計、整形して出力などExcelでの手作業をボタン一つで実現できるようになります。
プログラムを作るのに時間は要しますが、一度作ると日々の作業効率が飛躍的に上がりますのでおすすめです。
システム開発では通常使用しませんが、自分のパソコンの中にシステムを構築するようなもので、プログラミング入門として取り組みやすいと思います。
また、すぐに動作確認できて成果が見えるので楽しめると思います。
プログラミングは論理的思考力を鍛えるのに良いです。
物事の整理から順序、リスク回避など、日常生活でも使える能力なので、是非チャレンジしてみてください。