アサヒの本気!AIとVRを使ったDX戦略【気になったことを語る】
本記事は、以下のサイトを引用しています。
アサヒがAIとVRを使ってパッケージ作成支援
あのアサヒスーパードライのアサヒグループホールディングス株式会社が、商品パッケージデザイン決定プロセスや消費者調査を高度化・効率化することを目的とした「VRパッケージ開発支援システム」を開発したと発表しました。
VRとは、拡張現実(バーチャルリアリティ)です。
ゴーグルを着けてバーチャル空間を見る技術ですね。
さて、これで何が出来るかというと、
- 紙などのデザイン案をスキャナで読み込んでVRで3Dモデルを確認できる
- その3Dモデルを棚に並べて、消費者からどのように見えるか確認できる
とのこと。
これだけ聞いたら「ふーん」って感じですけど、実際のイメージを見たら結構リアルで、買う側の気持ちになれるなぁと感じました。
引用:アサヒがVRで新商品デザインのDX、競合品も並ぶ3D陳列棚は驚きの再現力 | 日経クロステック(xTECH)
消費者の気持ちになる。
商売ではこの気持ちが大切なのですが、これをVRで実現・体験する。
頭で想像するよりも見た方が100倍わかりやすいですね。
従来は、実際に棚を作って、他者の飲料を買ってきて並べているそうですが、VRにすることで、準備の労力と時間の削減、そして費用削減が可能だそうです。
で、これが本当に役に立つの??
消費者は商品購入時にパッケージを重視する
スーパーやコンビニに買い物に行ったときに、「買おう」と思っていたもの以外を買ってしまうことってありますよね。
「お、これおいしそうだな」みたいな感じで。
このビビッと来る条件に、パッケージの良さがかなり重要だそうです。
以下の記事で統計がありました。
コンビニエンスストアまたはスーパーへ週1日以上行く人に、これまで購入したことがない食品や飲料品を購入する際、参考にする情報を聞いたところ、「価格」と答えた人が最も多く(46.1%)、次いで「パッケージ」(39.3%)でした。ちなみに、「POP」は24.2%、「最近、テレビCMなどで見掛けたか」は23.8%でした。
テレビCMなどよりもパッケージを重視しているという結果に。
(あんなに高いお金を使ってCM作っているのに…)
要するに、現物を見ての衝動買いが多いということです。
しかも無意識にパッケージを意識している。
パッケージは重要なんだなぁ。
そういえば、入社面接でも「第一印象=見た目が9割」と言いますしね。
そのパッケージをAIが立案
そんな大切なパッケージですが、なんとAIがパッケージ案を自動生成してくれるシステムがあるそうです。
アサヒが試験運用しているそうですが、どんなものなのか気になります。
何をベースに決めているんだろうか?
ビッグデータを基にAIが作っているんだろうな~と想像すると面白い。
近い将来、AIが人を感動させる絵を描くという話もありますし、AIが人間を解析しているんですよね。
ちょっと怖い気もするけど、人間の感情が数値化される未来が近づいています。
他にもアサヒビール工場見学をVRで
他にも、アサヒでは、ビール工場見学をVRで体験できるサービスを開始しています。
自宅でVRゴーグルを着けて、工場見学するのだとか。
アサヒ好きにはたまらない(?)
お楽しみの試飲がないので流行るかはわかりませんが、ここに費用を投じるアサヒに好感が持てます。
スーパードライ片手に自宅で工場見学してみてはいかがでしょうか。