【IPO投資】1年間IPO事前購入抽選に挑戦した結果とデメリット
投資はした方がいいと思うんだけど、経済とか全然わからないしお金が減ったらイヤだなぁ…
そんなあなたに、上場前の株式を事前購入するIPO投資というものがあるよ。
公募割れしにくいという特徴があるから損はしにくいよ。
でも、デメリットもあるから注意が必要だね。詳しく見ていこう。
IPOとは
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、「新規株式公開」などと呼ばれています。
株式市場に上場して、株式市場で自由に売買できるようにすることですね。
上場することで、新規株式を発行してより多くの資金を集めることが出来ます。
IPOの事前購入
そんなIPOの株式ですが、上場前に買うことが出来ます。
価格(公募価格)は主幹事証券会社が中心となって決めます。
上場時の初値は公募価格を上回ることが多いため、利益を得やすいのが特徴です。
しかし、多くの場合、以下の方法でゲットする必要があり、狭き門です。
- 証券マンから購入する
- 証券会社に購入意思を示し抽選での当選を目指す
「証券マンから購入する」については、証券マンから融通してもらうそうです。
ネット証券で取引している場合は証券マンがおらずゲット出来ません。
(それに、誰でも融通してもらえるわけではなく、お得意さまから優先になるような気がします 推測)
「証券会社に購入意思を示し抽選での当選を目指す」は、ネットで申し込んで当選を祈ります。
一般的にはこちらの方法になります。
毎年約100社ほど上場するため、それだけチャンスがあるのですが、これがなかなかどうして…。
1年間IPOチャレンジをした結果
我が家は全部で4口座で挑戦しています。
IPO投資家としては少ない方だとは思います。
で、結果は…すべて落選!
まぁそんなものなのですよ。
補欠当選は何度かあったのですが、すべて繰り上げ当選ならず。
合計200回以上申し込んだのですが、すべて落選でしたね。
こんなものですよ、ええホント…。
Twitterやブログなどで「当選しました!」なんて見ると、運が無いのかなぁと思ってしまいますが、確率からするとこんなものだと思います。
なんせ、多くの場合、主幹事証券会社でも数千口程度、幹事証券会社にいたっては数十口程度しか割り当てがないですからね。
IPOチャレンジのデメリット
さて、ここからは、私が感じているIPOチャレンジによるデメリット(注意点)についてまとめます。
1.資金が拘束される
基本的に申し込みをするためにはそれだけの資金が必要です。
そのため、申し込むためだけの資金を用意して維持し続ける必要があります。
でも、なかなか当たらず資金が拘束されるだけで一向に増えません。
非常にもったいないと感じることがあります。
一層のこと投資信託に入れておいた方が堅実に増えるのではないかと思ってしまいます。
なお、抽選時に資金が不要な証券会社もありますが、私は利用していません。
(抽選方法や年間幹事数、割り当て数などから判断してイマイチだったからです)
2.申し込みに手間がかかる
申し込み手続き自体は数分で終わるのですが、複数証券口座で運用していると、いちいちログインして申し込まないといけないのでかなり面倒です。
果たして、この1年間で申し込みだけで何時間費やしたのだろうか…。
全部落選だし…。
3.落選の嵐で心が折れそうになる
抽選があるたびに、「落選してるんだろうな~」と思いながら結果をみて、「ですよね…」という気持ちになり落ち込みます。
補欠当選は更にひどく、補欠当選後の再抽選で落選すると、期待していた分、非常にツライです。
ただ、SBI証券の場合は、落選するとIPOチャレンジポイントが付与される仕組みがあります。
IPOチャレンジポイントは、申し込み時に使用することで当選しやすくなるため、落選してもモチベーションが維持できる…かもしれません。
4、5年間落選し続けてポイントを貯めれば、ほとんどの銘柄に当選出来るほどのポイントが貯まるので、コツコツと続ければいつかは当たることになります。
(もちろん、ポイントは使ったら無くなるので使いどころが重要です)
4.たとえ当選しても公募割れのリスクがある
宝くじは当選したら勝ちですが、IPOについては、当選しても公募割れを起こして損失が出るリスクがあります。
調べてみたところ、だいたい年間10%~20%ぐらいの銘柄が公募割れするみたいですね。
なお、これについては、いろんなIPOサイトで期待値や評価が公開されているので、購入判断はしやすい環境が整っています。
5.落選し続けると微妙な銘柄を買ってしまう
当然、人気銘柄は倍率が高く、なかなか当たらないです。
そんな中、「もしかしたら公募割れするかも…」といった評価の銘柄で当選すると、「やっと当選した!」という喜びから、リスクを忘れて買ってしまうことがあります。
(当選後、購入意識確認があり、このタイミングで辞退も可能)
投資にリスクはつきものであり、投資をギャンブルにしないためにも、常に冷静な判断を心掛ける必要があります。
6.継続的かつ計画的に資産を増やせない
IPOチャレンジは宝くじみたいなもので、ほぼ運です。
そのため、一度当たったとしても次にいつ当たるかわらかず、計画的に資産を増やしていくのは難しいです。
一方、株式投資などは、運の要素もありますが、知識やテクニックで自分の勝ちパターンを作り、継続して稼いでいくチャンスがあります。
(その分、リスクもあります)
この違いは理解しておきたいですね。
まとめ:【IPO投資】1年間IPO事前購入抽選に挑戦した結果とデメリット
いかがだったでしょうか。
IPOチャレンジを1年間続けた結果と感じたデメリットをまとめてみました。
価値観は人それぞれで、IPOだけで数千万円稼いでいる方もいらっしゃるようですが、なんせ運の要素が強いため、当選したいのであればとにかく続けるしかありません。
私は、IPOはある種のお祭りみたいなものと考えているため、とりあえず続けようかなと思っています。
ただ、IPOのためだけの証券会社からは資金を引き揚げる予定です。
メインの証券口座の余剰資金で、細々とIPOチャレンジをしていこうかなと思います。
IPOチャレンジは、経済やその企業の知識があまり無くても挑戦できて、利益が出る可能性があるため人気です。
一方、いろいろとデメリットもありますので、しっかりと理解した上でチャレンジしてみはいかがでしょうか。