日進一歩~考え方を変えて人生を変える~

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考え方を変えて豊かな人生を目指すブログ。具体的には、自己啓発と資産運用を中心に紹介します。

【後悔に対して事前に備える】後悔しても納得して立ち直るための備え

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何をやってもいつも後で後悔しちゃうんだよね…

そうだね。なかなか思い通りにならないよね。

出来れば後悔したくないんだけど、未来のことはわからないから無理だよね。

確かに未来はわからないけど、実は後悔は事前に対策ができるんだよ。今回はその方法を説明するね。

 

後悔すると立ち直るのは大変

 「あの時○○しておけば…」「どうしてやらなかったんだろうか…」

失敗したり思った通りにならなかったりすると後悔して落ち込みますよね。

後悔して落ち込んでいる時は、頭の中がぐるぐる回って悪いことばかり考えてしまいがちです。

私の経験上、この状態で立ち直るのはとても難しく、周囲から「大丈夫!元気出せよ!」「わかるよその気持ち」とか言われても全然響きません。
(むしろ、「何も知らないくせに」と、怒りが込み上げてきたりします)

通常は時間の経過とともに気持ちが落ち着いて、ようやく立ち直り始めるのですが、ここまでくるのに時間が掛かり苦しみます。

そこで、今回は後悔に対して事前に「備える」ことで、立ち直りやすくする方法を説明します。

 

後悔した時に考えるべきことは以下の記事にまとめています。

事前に「備える」勧め

絶賛後悔している最中に、がんばって立ち上がろう、前を向こう、としても気持ちがついてこないことがあります。

そもそも、後悔している時は、悪いことばかり考えてしまい、冷静に物事を整理して考えることが難しくなります。

そのため、後悔している最中に対処するよりも、事前に備える方が効果的なのです。

「後悔」した時に「納得」する方法

後悔は、「なぜあの時○○したのか/しなかったのか」という思いから発生します。
これは、その時の判断が理解できない場合に起こります。

そのためその時の判断理由を明確にしておけば、失敗した時に「あの時はこれがベストだと思ったんだ」という思いになります。

後悔する→どうしてこうなった?→あの時はこれがベストだと思った→仕方が無いかと考える

このように、過去を整理出来れば、納得して前を向きやすくなります。
そのために、常日頃から行動の判断理由を明確にしておきます。

「常日頃」と言われると難しい印象を受けるかもしれませんが、思い返してみてください。
あなたが何かをする時に、頭の中にちゃんと理由が浮かんでいませんでしたか?
ただ、それが「気分的に」みたいな曖昧な感じだったら、もう一歩踏み込んで、「どうしてそんな気分なのか」と自問自答してみます。
こうすることで、後で自分が納得出来る明確な理由になっていきます。

習慣にするには時間が掛かるかもしれませんが、繰り返し取り組むことで出来るようになります。

それに、この習慣を身につけることで他にも良いことがあります。

それは、明確な理由を考えるうちに、「あれ?この判断間違っているのでは??」という気づきが得られることがあるという点です。
これにより、後悔の確率自体を下げることも出来ます。

明確な理由を考える時のポイント

明確な理由を考える時は、以下を意識する必要があります。

自分の中でその理由に筋が通っていること

自分で自分を納得させるのが目的なのに、その理由に筋が取っていないと納得感が薄れてしまいます。
出来るだけ筋が通った理由を考えましょう。

自分で自分に嘘をつかないこと

理由を考える時に、自分で自分に嘘をつくと納得感が無くなります。
理由が後ろめたいこと(「疲れたから」など)の場合に、何か体のいい理由を考えがちですが、素直に考えましょう。

人間は、自分の弱いところを認めることが難しい生き物です。

しかし、目を背けて前には進めないと思います。
弱さを認識して認め、受け入れていきましょう。

例題:「テスト前日に勉強せずにテレビを見る」で説明

「テスト前日に勉強せずにテレビを見る」という行動をした場合を例に考えてみましょう。

(例題)
テスト前日に、疲れたな~テレビでも見ようかな。と思ってテレビを見ました。
翌日、テストに挑んだが、テストの点は悪かった。

■テレビを見た理由が曖昧な場合
理由が曖昧だと、テレビを見たのは自分の怠惰だ、と責めてしまい後悔します。
「どうしてテスト前日にテレビなんて見ずに最後まで勉強しなかったんだろう…」と。

■テレビを見た理由を明確にしていた場合

一方、テレビを見ようかなと思った時に、以下の理由を考えておきます。

  • ここでがんばっても結果はそこまで変わらない
  • これ以上勉強すると明日に疲れを残してしまう
  • 何より疲れたから気分転換したい

すると、テストの点が悪かったとしても、あれ以上がんばっても結果は変わらなかったと判断したのだからこの結果は仕方が無い、と思えてきませんか?

「疲れたなんて怠惰だ!言い訳だ!」という人がいるかもしれませんが、誰がなんと言おうと、疲れてしまったのは事実ですよね。
前述の「明確な理由を考える時のポイント」でも説明したとおり、嘘をつかないようにしましょう。意味ないです。

ちなみにですが、もし改善案を考えるのであれば、「テスト前日にテレビ見ずにがんばる」ではなく、「テスト前日にがんばらなくても良いように勉強を進めておく」方が良いと思います。

その時の状態と判断の理由を明確にしておけば、このような改善案が出やすくなります。

立ち直った後に考えること

ここで説明した方法は、必要以上に落ち込むのを防ぐのが目的であり、開き直ったり諦めたりすることが目的ではないことに注意が必要です

自分の中で整理して納得できたら、もうあなたは下を向いていないはずです。

感じたことに対し、このままでいいと思ったらそのままで。
変えていきたいなと思ったら、「次はどうしようか」と前向きに考えましょう。

過ぎ去った過去の行動や結果は変えられませんが、未来の行動は変えられます。
悔いた後は、未来を変えるために行動していきましょう。
「後悔先に立たず」ですね。

後悔しないようにすることはできない

そもそも、事前に備えることで後悔しないように出来れば良いのですが、私は後悔しない人間はいないと思っています。

「あのとき○○しておけばよかった」と過去の行いを悔いるのが後悔ですが、未来予知ができない限り、結果に対してその行動・判断がベストかなんてわからないですよね。

最適な道を歩み続けれる人はいません。
みんな、道草をして、迷って、引き返しながら前に進みます。

そのため、後悔はする前提にして、その時に備えておいた方が良いと思っています。

また、後悔自体が悪いと言いたいわけではありません。

後悔するということは、理想を持っているということでもあり、それはいいことだと思います。

悔しさを上手く利用すれば成長の促進剤になり得ます。
悪いのは、必要以上に苦しんでしまうことです。
後悔を悪と見なすのではなく、感情の一つとして受け入れましょう。

「備え」に関する名言

今回は「備える」ことの重要性を説いている名言です。

備えあれば患いなし
~ことわざ~

有名な日本のことわざですね。
万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも心配事がないという意味です。

まぁ少しもないということはあり得ないとは思いますが、心配を軽減出来るのは事実です。
何事も準備せずに挑むと、大抵、事前に防げたはずの失敗をしたりしますからね。

最善を願い、最悪に備えろ。
~海外の格言~

海外の格言のようです。調べたのですが正確にはわかりませんでした。

誰しも良い結果を望みますが、同時に最悪に備えましょうということです。
何か行動・判断する時に、最悪を想定して事前に備える。まさに今回の記事でお伝えしたいことですね。

まとめ:【後悔に対して事前に備える】後悔しても納得して立ち直るための備え

今回は、後悔した時に納得して立ち直りやすくする方法を説明しました。

事前にその判断の理由を明確にすることで、後で自分の行動に納得するようにします。
後悔している最中は、悪いことばかり考えがちで、冷静に物事を考えて整理するのが難しいです。
そのため、事前に整理しておきます。

それに、明確な理由を考えるうちに、「あれ?この判断間違っているのでは??」という気づきが得られることがあり、良いことが多いです。
人は何かをする時に、自然に理由を考えているはずです。それをもう一歩踏み込んで、後で自分が納得出来る理由にしておきましょう。