【後悔して辛い】後悔の種類3つとその時に考えるべきこと
うぅ…失敗しちゃった…どうしてあの時やらなかったんだろうか…。
なるほど、後悔しているんだね。
辛いよぅ…こんな自分が嫌だよぅ…。
落ち着いて。後悔した時は、考え方一つで結果を受け入れやすくできるから。一緒に整理していこう。
今回は、後悔している時に、どのように考えれば気持ちの整理が出来るかを説明していきます。
- 後悔している時はまずは落ち着こう
- 落ち着いたら背景と状況を整理しよう
- 後悔の種類3つとその時に考えるべきこと
- 後悔⇒「受け入れてほしい」という想い
- 「後悔」に関する名言
- まとめ:【後悔して辛い】後悔の種類3つとその時に考えるべきこと
後悔している時はまずは落ち着こう
後悔している時は、悪いことばかり考えてしまいます。
「あの時○○しておけばよかった」「どうしてやらなかったんだろうか…」
こんな時、自分を責めてしまいますよね。
こんなことになったのは自分のせいだ…と。
確かに、何が原因だったかを考えて反省することは重要です。
でも、原因を考えるのは落ち着いてからでも遅くはありません。
自分を責めて、なんで…どうして…と考え続けてしまいがちですが、まずは落ち着きましょう。
今、自分を責めても結果は変わりませんし、堕ちていくだけです。
待っていてもいいことは起こりませんからね。
落ち着いたら背景と状況を整理しよう
さて、気持ちが落ち着いたら、背景と状況を整理していきましょう。
どうしてこうなったのか原因(理由)を考えてみます。
この時、当時の自分と素直に向き合うようにしましょう。
そして、自分を責めないようにします。
目的は整理ですからね。
感情は入れず、事実だけを洗い出していきます。
紙などに書いてもいいですね。
書き出すと、頭の中で曖昧だったことが具体的にアウトプットされます。
すると、頭の整理ができ、気持ちがスッキリしますよ。
背景と状況の整理が出来たら、次は自分自身を納得させて、結果を受け入れていきます。
後悔の種類3つとその時に考えるべきこと
次は、自分自身が納得出来るように整理していくのですが、後悔の種類によって考え方が異なります。
後悔の種類ですが、大きく分けて以下の3つがあります。
- 理想の自分とのギャップによる後悔
- 失敗による後悔
- 他人との比較による後悔
ここからは、3つの後悔の種類毎に、どのように考えて自分自身を納得させるかを説明します。
1.理想の自分とのギャップによる後悔とその時の考え方
この後悔は、自分の中に理想の自分(思い描く自分像)が存在し、その通りにならず憤り・落胆することで発生します。
このタイプの後悔は、自分の目指す目標がはっきりしていて、日々がんばっている人に発生しやすいと思います。
しっかりと目標を持っている人でも後悔はするということですね。(むしろしやすいかも)
さて、このタイプの後悔の場合、どう考えていくかを説明します。
「理想の自分」は、この先、自分が成長するために必要な要素ですが、果たして「今」理想どおりになっていないとダメなのでしょうか??
もちろん、理想の自分になるのは早い方がいいのですが、今絶対に必要か?と言われるとそんなことはなく、まだ時間とチャンスがある場合が多いと思います。
にも関わらず、「今」に固執し過ぎて苦しんでいませんか?
「今どうして出来ないのか」と考えず、「まだ出来ないだけ」と考えてみましょう。
もっと長いスパン(期間)で考えて、焦らなくてもいいと自分に言い聞かせてみましょう。
そして、この悔しさをバネにして更に前に進むことを考えましょう。
悔しさのエネルギーを使い、「なにくそ!」と自分を奮い立たせて、立ち上がりましょう。
「今」できないからと言って、「未来」までダメということではありませんからね。
2.失敗による後悔とその時の考え方
この後悔は、仕事などで失敗してしまった時に「こんなはずじゃなかった…」という思いから発生します。
先輩や上司などに怒られたりすると、更に後悔しますね。
このタイプの後悔の場合、考えるべきことは2つあります。
1つ目は、その失敗による影響を考えてみます。
この種の後悔は、周囲からの目や影響を気にしている場合が多いかと思います。
そのため、その失敗が、自分・周囲・世の中にどんな影響があるのかを整理してみましょう。
そして、その影響が本当に重大なことなのかを考えてみましょう。
私の場合ですが、例えば仕事で失敗した場合、誰かの生命に関わるような影響があるか?を基準に考えるようにしています。
幸い、私の仕事は、直接人命を左右するような仕事ではないため、自分(もしくは組織、会社)が謝罪すれば済むと割り切っています。
最悪辞職すれば…とも思っています。
そして、この日本、地球、宇宙からすると自分の失敗なんてどうでもよく、成功しても失敗してもこの世の中を変えるようなものではないと思うようにしています。
そう考えると、取り返しがきく失敗が多く、そこまで大した失敗では無いなと思えて気が楽になってきます。
あと、最終的には上司が責任を取ってくれると思っています。笑
上司はそれが仕事ですから。
私の例はかなり極端でスケールが大きいのですが、私にはこれぐらいでちょうどいいので、ここまで考えるようにしています。(少し神経質で心配性なので)
周りを見渡してみてください。
最終的に「ごめん!」で終わっている事象が多くないですか?(時間の経過とともに落ち着く)
確かに何かを失ったりしているとは思いますが、何も失わない人生などありません。
反省は必要ですが、自分を責め過ぎる必要はありません。
2つ目は、今回のケースでの最悪を考えてみます。
今回失敗した作業の最悪を考えてみましょう。
もっとひどい結果がありませんか?
それに比べると、今回の失敗による影響はマシではありませんか??
上には上があるように、下には下があります。
人間、理想を追い求めるため、上はよく見ますが、下は見ないものです。
自分を納得させるためにも、最悪を考えてみて、今回の失敗が大したことないものと考えてみましょう。
成功して喜ぶよりも、失敗して凹むことの方が多いよね。
「出来て当たり前」と考えていると、なかなか喜びを感じなくなっていくよ。
「出来なくて当たり前」という考え方については以下の記事でまとめているから、よかったら見てね。
solfisbfprj.hatenablog.com
ちなみにですが、「成功」の反対語は「失敗」ではないという考え方があります。
その考え方では、成功の反対語は「挑戦しないこと」であり、挑戦した時点で成功と言えるとのことです。(失敗しても経験を得ているため、無意味ではない)
私は、この考え方が好きです。
自分の過去を振り返っても、明らかに失敗からの方が学びが多く、成長につながっていると感じています。(もちろん、成功体験も必要ですが)
この考え方が根本にあると、失敗を恐れず後悔からも立ち直りやすくなります。
後悔をしないようにするのは難しいけど、事前に備えることは出来るよ。
後悔に対し事前に備える方法は以下の記事にまとめているから見てね。
3.他人との比較による後悔とその時の考え方
この後悔は、同じような立場や年齢の人と比べて、本来であれば同等なのに自分が劣っていると感じた時に発生するものです。
負けず嫌いの人ほど、感じやすいですね。
このタイプの後悔の場合も2つ考えるべきことがあります。
1つ目は、本当に同じ土俵(比べることが出来る状態)なのかを考えてみます。
同じ立場や年齢だったとしても、目指すべき場所が違う場合がありますよね。
目指している場所が違うのに、同じ結果を出せるのでしょうか?
私の例で説明します。
私はあまり出世したいとは思っていないです。
なぜなら、出世すると自分がやりたい仕事から離れていくからです。(現場に近い方がいいのです)
なのに、同期の方が先に出世したら悔しいと感じます。(ザ・負けず嫌い!)
でも目指すべき場所が違うのですから、当然と言えば当然です。
感情では悔しいと感じていますが、落ち着いて整理したことで、「仕方が無い」「そもそも自分はその道を目指していない」と自分を納得させました。
このように、すべてに勝つことは出来ないので、「仕方が無い」と割り切る勇気も必要なのです。
2つ目は、何のために他人と比較しているかを考えてみます。
土俵が同じなのであれば、次は何のために他人と比較するのかを考えてみましょう。
- 相手に勝って優越感に浸りたい?
- もっと自分を高めるため?
いろんな目的があると思いますが、私は「自分のために他人と比較する」と考えるべきと思っています。
そのため、比較する目的は、
- 自分の実力を測るために他人と比較する
- 自分と何が違うか(足りないものは何か)を知るために他人と比較する
としましょう。
そう考えると、「自分より他人が勝っている」ことって、自分の成長に関係ないと思いませんか?
確かに、悔しさは人を成長させるので、「あいつに負けている、悔しい」と思うことは大切です。
しかし、それで後悔して凹んで落ち込む必要は無いと思います。
目的は自分の成長です。
これから成長すればいいのです。(または、まだ成長の途中なだけ)
現時点で他人に負けているからといって、「もうお終いだ」なんてことはありません。
人生長いです。
もっと長いスパン(期間)で考えれば、今の結果など途中経過に過ぎないのです。
と、思いましょう。
実際、「同期が出世した」「幼馴染が事業で成功した」となっても、自分がダメということではないですよね。
自分主体で考えましょう。
自分の中のなぞの勝ち負けの感情に振り回されないようにしましょうね。
以上、3つ説明しました。
後悔⇒「受け入れてほしい」という想い
さて、あなたが後悔している時、どんな言葉を掛けられたいですか?
私の場合は、「大丈夫!元気出せよ!」とか「俺もそういう時あったな…(昔話)」とかは、あまり響かないですね。
それよりも、「わかる」「辛いよね」「話聞くよ」など、親身に寄り添ってくれるような言葉の方が嬉しいです。
この後悔している時ですが、私が思うに、こんな自分を「受け入れてほしい」「許してほしい」「認めてほしい」と(無意識に)求めているのかなと思います。
「こんな自分を受け入れてほしい」という想いであるならば、最も自分のそばにいる人間、すなわち自分自身がまずは自分を受け入れることが大切です。
別に失敗してもいいんです。
他人に迷惑かけてもいいんです。
仕方が無いんです。
自分で自分を受け入れて、自分を助けてあげましょう。
「後悔」に関する名言
今回は後悔に関する名言を調べてみました。いっぱいあって選ぶのが大変でした。
後悔は後ろ、未来は前、これから向かうのはどっちだ?後ろ向きじゃ歩きにくいぞ
~作者不明~
過去は何をしても変えられません。
変えられるのは未来の行動だけです。
シンプルな名言ですが、すごく私の心に刺さったので選びました。
確かに、後ろ向きでは歩きにくいですよね。
後悔は過去を変えたがる気持ち。反省は、未来を変えようとする気持ち。
~作者不明~
ただ過去のことを考えるのではなく、未来のために過去を振り返りましょう。
という内容。
なぜか作者不明な名言に良いものが多いなぁ。
後悔の75%はしなかったことに対する後悔であり、上位三項目は①学校でまじめに勉強をしなかったこと②大事なチャンスをものにしなかったこと③友人や家族を大切にしなかったこと、であった
~トーマス・ギロビッチ~
この方は、コーネル大学心理学科準教授で、専門は、実験社会心理学・認知心理学とのことです。
やって後悔するよりも、やらずに後悔する方が多いというのはよく聞きますね。
私も、チャレンジした結果、失敗したとしても後悔せず納得するようにしています。
行動する時は、失敗を覚悟しますからね。
行動しない時は、失敗を覚悟しませんから、後悔しやすいのかなと思います。
行動(チャレンジ)していきましょう。
まとめ:【後悔して辛い】後悔の種類3つとその時に考えるべきこと
今回は、3つの後悔の種類と、それぞれの考え方について説明しました。
- 後悔したときは、まずは落ち着きましょう。次に、背景と状況を整理しましょう。
- 「後悔の種類1.理想の自分とのギャップによる後悔」は、「今」が「理想(未来)」になっていないことを悲観せず、今の自分を受け入れて未来を変えることを考えましょう。
- 「後悔の種類2.失敗による後悔」は、世の中の影響度を考え、本当にこんなに後悔して苦しむ必要があるのかを考えましょう。
- 「後悔の種類3.他人との比較による後悔」は、劣っていることを考えるのではなく、現在の自分のレベルを理解し、その結果を受けてどうしたいかを自分主体で考えましょう。
- 後悔は「こんな自分を受け入れてほしい」という想いの表れの場合があります。最も自分のそばにいる自分自身が自分を受け入れることが大切です。
参考になれば幸いです。