【上司が決めてくれない】誰が決めるのか曖昧な時に考えること
あ~モヤモヤする。何で決めてくれないんだよ。
どうしたの?
上司が全然決めてくれないんだ。部下が決めることじゃないと思うんだけどなぁ。
なるほどね。でも考え方は人それぞれだからね。今回はこんなときにどう考えていくかを説明するよ。
- それ、誰が決めるんだよ
- モヤモヤしたらはっきりさせよう
- 私の定義と考え方の説明
- 「決める」ということはとても大変でパワーを使うもの
- 決める=正しい判断をする ではなく、決めるとは自分自身の答えを出すこと
- 「決断」に関する名言
- まとめ:【上司が決めてくれない】誰が決めるのか曖昧な時に考えること
それ、誰が決めるんだよ
先輩から仕事を頼まれた時、「こんな感じでいいでしょうか?」と聞いたところ、「いいんじゃない、そんな感じで」と返されて…
それ、誰が決めるんだよ!!
って思ったことはありませんか?
「頼んだくせに、他人事だな」や「頼んだ方が決めるんじゃないの??」など、いろいろ思いますよね。
複数人で打ち合わせしていても良く起こりますね。
意見は結構出るんだけど、誰も決断しようとせず、最終どうするか曖昧で終わる…。
次、誰が何をするのかというアクションが見えないと、すごくモヤモヤします。
誰も決めようとしないと、上手くいかないことが多いですよね。
こんな時、私がどう考えてどうしているかを説明したいと思います。
モヤモヤしたらはっきりさせよう
大切なのは、自分がどうしたいかなのですが、私は「はっきりさせたい」ので、そのように考え動きます。
ただ、はっきりさせるのは「誰が決めるのか」だけではありません。
都度、「誰が決めるのですか?」と聞いていたら、周囲に嫌がられるかもしれませんからね。
正しい行動かもしれませんが、賢い行動とは言えないかなと思います。
はっきりさせるのは、前に進むためのアクションです。
前に進めるのであれば、極論、誰が決めてもいいのです。
なので、相手に決めさせるという選択も取ります。
さて、考え方ですが、まずは誰が決めるのかを定義しておきます。
私の定義と考え方の説明
自分なりの定義を持つ
まず、定義は人それぞれです。
絶対の正解はありませんし、何より自分の性格との相性が大切と思います。
自分なりの定義を探してみてください。
私の場合ですが、
- 頼んだ側が、ゴール(最終的な形)を決める
- 頼まれた側は、ゴールまでの道筋を決める
です。
では、次はそれぞれの立場でどのように考え行動するのかを見ていきましょう。
頼んだ側が考えることと行動
頼んだ側ですが、ゴールは自分が決めると認識します。
相手から、「こんな感じでいいでしょうか?」と聞かれたら、「それでいいよ」と決断してあげます。
逆に、「いいと思うよ」というのは決断ではなく意見であり、使わないようにしています。
また、この「決める」というのは、相手を否定して自分の思うゴールにするのではなく、最終形を判断して決めるという意味です。
相手がゴールのイメージを持っていて、「こうすべきですよ!」と言ってくることがあります。
その場合は、こっちが決めることだよ!と否定せず、まずは提案を聞きます。
そして、相手の提案が良ければ、「なるほどね。確かにいいね。」と、それを受け入れ、自分の思うゴールに反映させます。
頼んだ側の仕事は、より良いゴールにすることであり、自分の思いどおりにすることではありませんからね。
最終的に自分が決めて、責任を持つことが大切なのです。
ちなみに、打ち合わせの例で言うと、開催者が頼んだ側なので、開催者が最後にまとめて次のアクションを決めるようにします。
これをしてあげると、周りは安心するね。
頼まれた側が考えることと行動
頼まれた側ですが、ゴールは相手が決めるものとし、そこにたどり着く方法(道筋)を考えて決めます。
頼んだ側が道筋まで決めてこようとしますが、それが良ければそうしますし、自分の考えの方が良いと思えば、提案してみます。
ダメと言われたら、仕方なく従います。仕事を頼んでくるのは上司・先輩が多いですし…。
道筋を自分で決めたくない人は、頼んだ側に相談しましょう。
その際、「決めて~」とはあまり思わないように。
本来、決めるのは自分ですから、アドバイスを貰う気持ちで相談しましょう。
さて、頼まれた側が道筋を決めることの何がいいかと言うと、頼んだ側が嬉しいからです。
頼んだ側が上司という前提で説明すると、人によりはするのですが、私の知る限り、仕事が出来る上司は、
- 頼んだ側は、結果を精査し責任は持つが、細かい経緯(道筋)は任せたい
のです。
こうすることで、自分の考える範囲が減りますし、部下も道筋を考えることで成長することが出来ます。
自分の負荷軽減と部下の育成と一石二鳥ですね。
頼まれた側は、頼む側のことも考えて行動してあげると周囲から重宝されるよ。
定義どおりにいかない場合の考え方
ここまでは、私の定義を前提に、立場毎にどのように考え行動するのかを説明しました。
しかし、定義のところで説明したとおり、定義(考え方)は人によって異なります。
中には、決めるのは苦手/イヤだから全部決めてほしいという人もいますし、自分の思いどおりにしたいから全部自分で決めたい人もいると思います。
この考えの人たちと仕事をすると、自分の定義どおりにいかないことがしばしば。
こんな時、私がどう考えて行動するかを説明します。
- 決めてくれないケース
- 頼んだ側がゴールを決めてくれない場合は、「これでいいですよね」と許可を取りに行きます。
- 頼まれた側が道筋を決めてくれない場合は、「こうしたらどう?」とアドバイス(意見)を言います。
- 決めてくるケース
- 頼んだ側が道筋を決めてくる場合は、自分の道筋を提案して、ダメなら仕方無く従います。
- 頼まれた側がゴールを決めてくる場合は、その提案が良ければ受け入れて自分のゴールに反映します。
決めてくれない場合は、相手が決めるように立ち回ります。
決めてくる場合は、基本的には定義に従い自分で決めようとします。
ただ、あまり議論し過ぎるとケンカになるので、頼まれた側だと最後は引きます。
常に言えることですが、相手を尊重する気持ちは忘れないようにしています。
頭ごなしに従わせたり、反発したりするのは、良い関係・結果を生まないと思うので、避けています。
なんせ、他人はコントロール出来ませんからね。
一方、自分は自分でコントロール出来るので、全体が上手くいくように自分が立ち回るということを意識します。
定義することは大切ですが、その定義に縛られずに、あくまでベースの考え方として、柔軟に立ち回ろう。
「決める」ということはとても大変でパワーを使うもの
私は、人生において、決めるということが一番大変でとてもパワーを使います。
誰しも、簡単に出来るものではないと思います。
考えて、悩んで、最後は腹をくくって、決めるのです。
なんでそこまでしないといけないの?と思うかもしれませんが、「決める」ということは、とても大変でパワーを使いますが、人生で一番大切だと思っています。
なぜ一番大切かと言うと、決めないことにより、将来、後悔する可能性が高まるからです。
将来、もっと大変なことになるかもしれないですからね。
ちなみにですが、「決めない」という選択肢もあります。
が、これは「決めない」ということを決めていますよね。
この選択をする場合でも、考えて、悩んで、最後は腹をくくらないと、将来後悔するかもしれないです。
決めるということは大変ですからね。
周りの人にアドバイスをもらい、自分で考えて、自分で決めることが出来れば、その時点で見事に成し遂げたのです。
もし失敗しそうなら、すぐにまた考えて、次を決めましょう。
一度決めたことでも、後で変えればいいのです。
それが成功につながるのであればウェルカムですよね。
決める=正しい判断をする ではなく、決めるとは自分自身の答えを出すこと
決めるというのは、正しい判断をすることではなく、自分自身の答えを出す、ことです。
正しいかどうかは後でわかることですからね。
たまに、「その判断は正しくない!」という人がいますが、この人は、結果を見ずに正しいかどうかわかるのかな?と思ってしまいます。
(そもそも、自分の基準を他人に押し付けるなよって思いますけどね)
結果に対するアプローチは一つではないはずです。
周りが言うことは意見と捉えて、自分のことは自分で決めましょう。
「決断」に関する名言
「決断」に関する名言を調べてみました。
決断とは、サイコロを振る事ではない。運を天にまかせて、と言う事でもない。
思い切って集中し、自分自身の答えを出す事である。
~島村俊治~
この方は、スポーツジャーナリストの方ですね。
根拠や意志のない決断は、決断と呼ばないということでしょうね。
今、考えられる範囲で根拠を考え、自分の意志をもって答えを出すというところでしょうか。
何かを判断する時に、その判断や行動の理由を明確にする大切さを以下の記事で説明しているから、よかったら見てね。 solfisbfprj.hatenablog.com
僕は、その日の課題はその日のうちにすべて解決しちゃうんです。悩まないんですよ。
だって、決断すれば済む話ですから、悩む必要がないじゃないですか。
~堀江貴文~
みなさんご存じ、実業家の堀江さんです。
これが言える人はすごいなぁと思います。
そりゃそうなんだろうけど…多分、この人は出来ているんだろうなと思います。
さて、この名言を見て私は、人は何かを決断する時、実は一瞬で判断出来ているのではないかと思うのですね。
私自身感じているのですが、判断はすぐ出来ているが、
- 自身が無い(勇気が出ない)
- ダメだったらどうしよう…と尻込みする
など、一歩踏み出せないということが多いのです。
これらの不安は、幾ら考えても答えは出ず、状況は変わらないことが多いです。(むしろ時間が過ぎて悪化する)
それなら、一旦その方向で進めて、ダメそうなら軌道修正する方が、結果的に早いのです。
決断が早い人は、多分このような考えではないかな~と思います。
まとめ:【上司が決めてくれない】誰が決めるのか曖昧な時に考えること
今回は、決断をテーマに、誰が決めるのかについて説明しました。
- 誰が決めるか曖昧だとモヤモヤしてしまうし、上手くいかないことが多い。
- まずは「誰が決めるのかをはっきり」させることが大切。
- 性格は人それぞれ。自分なりの定義を持つことが大事。
- 私の定義は、
- 頼んだ側が、ゴール(最終的な形)を決める
- 頼まれた側は、ゴールまでの道筋を決める
- 考え方は人それぞれのため、定義どおりにいかないことも多い。
- そんな時は、自分の定義に従って対処していく。
- 考えが合わなくても、相手を尊重する気持ちは忘れないように。
- 定義することは大切だが、その定義に縛られずに、あくまでベースの考え方として、柔軟に立ち回る。
- 人生において、決めるということが一番大変でとてもパワーを使うが、一番大切。
- 将来後悔しないためにも、勇気を出して、少しでもいいので向き合ってみましょう。
- 決めるとは、正しい判断をすることではなく、自身自身の答えを出すこと。
決めるというのは本当に大変ですごいことです。
そのため、悩んで当然です。
みんな大変な思いで決断しています。
自分も気負い過ぎず、分かれ道に向き合っていきたいなと思います。
以上です。
参考になれば幸いです。