【これは必読】「まんがでわかる 7つの習慣」の概要とおすすめしたい人
「まんがでわかる7つの習慣」とは
まず、「7つの習慣」とは、アメリカのスティーブン・R・コヴィーによって出版された書籍になります。
ビジネス書籍に分類させることがありますが、物事の考え方、取り組み方の基盤になるもので、人生全般に大切な要素が詰まっています。
そして、「まんがでわかる7つの習慣」とは、この「7つの習慣」をわかりやすく漫画で解説した本です。
非常にいい本だなぁと感じており、「学校で義務教育にすればいいのに」と思うぐらい。笑
そこで、今回はこの「まんがでわかる7つの習慣」について紹介したいと思います。
「まんがでわかる7つの習慣」の特徴
まずはこの本の特徴を紹介します。
漫画が多めだが解説とコラムも充実
この本は、漫画⇒解説⇒Column(コラム)の順で各章が構成されています。
漫画でイメージを掴み、解説で内容を理解する。
Columnは箸休め…ではなく、このColumnにかなり大事なことが書かれています。
私はColumnの方が「なるほど」と思うことが多かったような気がしますね。
割合としては漫画が多いので、とても読みやすいです。
※だいたいの割合になりますのでお許しを
なお、漫画の内容ですが、バーテンダーを目指す中田歩の成長を描いた物語となっています。
バーで見習いとして働くことになった歩ですが、理不尽なお客さんなどの前に大苦戦。
しかし、雇い主のバーテンダーや常連客からのアドバイスを受け、徐々に考え方の本質を理解し、人間として成長していきます。
そんなお話になっています。
読みやすく理解しやすい
前述のとおり、漫画パートが多く読書が得意でない人でも読みやすいのが特徴です。
(私、読書が苦手ですけどサクサク読めました)
また、漫画のため文字が少なくオリジナルに比べ内容は部分的になっていますが、その分、特に重要で伝えたいことに絞られています。
そして、それが入門書としては十分な内容に仕上がっています。
より詳しく知りたい人は、各習慣をさらに深堀した「まんがでわかる7つの習慣2巻~4巻」をおすすめします。
(本記事では「まんがでわかる7つの習慣」の第1巻を紹介しています)
その後、もっと知りたい人はオリジナルを読まれたら良いかと思います。
原作者監修なので安心
原作をベースに書かれた本の中には、原作の内容を改変していたり、原作者の思いが反映されていなかったりしますが、本書は原作者のコヴィー氏監修なので間違いないです!
※すべての原作ベースの本がダメということではないのでご注意ください
これはとっても安心出来ますね。
「まんがでわかる7つの習慣」をおすすめしたい人
本書をおすすめしたい人ですが、すべての人です!笑
強いて言うなら、すでにこの本に登場する習慣を身につけている人は読まなくてもいいと思いますが、まずは読んでほしいです。
あなたのまわりに、
- この人は仕事が出来るなぁ
- 器が大きいなぁ
- 人格者だなぁ
と思えるような人はいませんか?
私の周りにも何人かいますが、これらの人達は本書の習慣を幾つか実践できている人と感じています。
本書は、「自分を変える」「成長する」きっかけになると思いますので、幅広い人におすすめしたいです。
「まんがでわかる7つの習慣」の内容
ここからは、本書の概要をご紹介します。
Introduction:「7つの習慣」の前に意識すること
インサイドアウト(自分の内に機会を見出す)
「人は、物事を自分の見たいように見る」ものです。
そのため、自分の外(他人や環境)に原因を求めがちです。
自分は正しい、相手が間違っているという考えですね。
これでは何も変わらない。
そうではなく、まずは自分自身の内側から始めます。
自分が変わらなければ、周囲の物事も変わらないという考えです。
これをインサイドアウトと言います。
このインサイドアウトを中心に解説したのが本章です。
この章はイントロダクションですが、すべての基礎であり、最重要と言っても過言ではないと思っています。
Chapter1:第1の習慣
主体的である
自分の性格や行動は自分の選択の積み重ねの結果。
流された行動による結果は単なる出来事ですが、主体的な行動による結果は選択による帰路(その選択の結果として最後に行きつく場所)となります。
主体的に考え、行動することの大切さを解説した章です。
一見、自分の意志のようでも、人からの受け売りだったりすると、それは主体的とは言えないということも描かれています。
Chapter2:第2の習慣
終わりを思い描くことから始める
生産的な前進のために「終わり」を設定することの大切さを解説した章です。
目的を決めてから行動することが大切で、そうでなければ、いつの間にかブレてしまっていたりします。
ブレない自分を手に入れるためには、自分の「原則」が必要です。
あなたのその考え、目的、行動の「原則」は何ですか?
という内容です。
Chapter3:第3の習慣
最優先事項を優先する
「時間を管理する」ことが成長を妨げる…。
「作業を時間で区切るのが管理」ですが、本当に時間が来たらその作業を終わらせていいのですか??
という内容です。
「時間」だけでなく、「役割」と「目標」を組み合わせて考えることの大切さを解説した章になります。
Chapter4:第4の習慣
Win-Winを考える
この章では、Win-Winに至るプロセス(5つの柱)が紹介されています。
双方にメリットのある道が真の正解。
Win-Loseはダメだし、Lose-Win(自己犠牲)もダメ。
Win-Winを追求することこそが、全体のためになるという内容です。
Chapter5:第5の習慣
まず理解に徹し、そして理解される
「相手を理解しない人は理解してもらえない」ことを解説した章です。
インサイドアウトが根底にある考え方ですね。
理解するためには「聞くスキル」が重要で、聞き方の種類(段階)が紹介されています。
聞くスキルは本当に身につけておきたいスキルの一つです。
Chapter6:第6の習慣
シナジーを創り出す
「どちらが正解」ではなく、「相乗効果を狙う」ことで、より大きな成果を生み出すことを解説した章です。
シナジーの本質は、「違い」を尊重することですです。
Win-Winを目指すための考え方ですね。
この章の漫画で私が特に心に残っているセリフがあります。
「私たちはみんな違う。でもそれは誰からでも学べるってことなんですよね。」
Chapter7:第7の習慣
刃を研ぐ
最後の章は、これまでの習慣を継続させるための習慣です。
「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の4つの側面を磨くことを説明しています。
これにより、人間としての刷新が期待できるというものです。
ここまで来ると、自分を鍛え、自分の価値が高まり、人の支えとなり、新たな自分の価値に気づく…。
この好循環が生まれるそうです。
一家に一冊のベストセラー
いかがだったでしょうか。
もちろん、私は一通り読んだのですが、まぁ読みやすく、これまでの人生を(良かったことも悪かったことも)納得させてくれる一冊でした。
自分で定期的に読み返すだけでなく、将来子供にも読ませようと思っています。
中古でもいいと思いますが、新品でも1,000円程度と、とても安いです。
まだ7つの習慣を知らない人は、これを機に一度読んでみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した本は以下です。(以下は楽天市場へのリンクです)
価格:1,100円 |
他にも、各習慣を更に解説している本もあります。
まんがでわかる7つの習慣(2) パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣 [ 小山鹿梨子 ] 価格:1,100円 |
まんがでわかる7つの習慣(3) 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 [ 小山鹿梨子 ] 価格:1,100円 |
まんがでわかる7つの習慣(4) 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣 [ 小山鹿梨子 ] 価格:1,100円 |